「浜岡原発すぐ止めて!」という市民集会とデモに参加してきました!


今回の集会は2000人以上集まりました。デモ行進はそれ以上だったと思います。
私はデモのシュプレッヒ・コールが嫌いです。「〜しろ!」とか「〜やめろぉ!」とか要求するのではなく、私はこっそり「〜しよう!」とか「〜止めよう!」と呼びかけてました。もしかしたら、そのような声は消されて聞こえなかったかもしれないですが。
集会で、その場にいた人たちとピート・シーガーの「We shall overcome」や前回紹介した「ずっとウソだった」を歌いました。斉藤和義さんの曲を始めて聞いたときは、なんだか胸の内のもやもやがスッキリしましたが、このような公の場で歌うのは適切なのだろうか?と思いました。福島原発の中で命をかけて放射能と格闘している人がいるんです。確かに、政治家や役人、東電のお偉いさんたちには腹が立ちますが、やっぱり「ずっとウソだった」なんて言ったら、福島原発周辺の東電や国を信用してきた人たちが気の毒でなりません。今回のデモはこれらの歌を歌いながらの穏やかなデモ行進でした。
デモに参加してみて、昔学生運動をしていたであろうおじさまやおばさまが多く、今回の福島原発事故で、私と同様、インターネットでいろいろ情報を収集しているような人々も多かったように思います。テレビの情報だけでは、今の状態を把握することが難しく、情報を求めてインターネットの世界を旅していました。テレビではみんな同じことを言っていることに違和感を感じました。なんで別の見方をする人が現れないのか。そこが不思議で、バランスの悪い情報に政府がメディアを抑制しているのではないか、と疑いの目を向けていました。戦前の言論統制の日本が思い出され、「国民は騙されないゾ!」という思いです。


心合わせて (We shall overcome)

1.明日のために  明日のために   2.明日のために  明日のために
  立ち上がろう  心合わせて       立ち上がろう  心合わせて
  大地が汚され  海が汚されても    人が傷つき   街が消えても
 この心は汚せない            この心は消せない

もともと日本語の歌詞はありませんでしたが、今回の東日本大震災で被災された方に思いを寄せ、
また、福島原発事故での放射能汚染を受けて、日本語の歌詞を思いついたそうです。(素敵な歌詞なので載せちゃいます!)




そもそも私がこのデモに参加したのは、目に見えない放射能によって脅かされている命(DNA)。特に乳幼児や妊婦さん、これから結婚をして子供を産み育てる若者たち。どうしたらこれらの命を守れるか・・・と考えると、原発を使わなくていい社会にすることにたどり着いてしまう。
私自身子供がいないから、「別にそんなことしなくたっていいじゃないか」と思われるかもしれない。だけど、今、この福島原発に私たちは翻弄されている状態を次の世代に引き継いでいいのか。いまが日々の電気の無駄をなくし、原発から決別できるチャンスだと思うからだ。
他の国はともかく、地震大国「日本」では、これ以上は無理ではないか・・・と思う。
チェルノブイリでは、当時0から4歳の乳幼児が、4、5年後に小児の甲状腺がんが見られるようになり、10年後にその人数はピークになるそうだ。
私にも、甥っ子、姪っ子、そしてこれから結婚する弟がいる。彼らが苦しんだり、悲しむ姿を見たくない。
そのようなことから開放されたときに、心安らぐ、ささやかな幸せが訪れるのではないか、と私は思う。