ロッテ西村監督のスローガン「和」

千葉ロッテマリーンズが日本一になった。千葉県民として、心の底から嬉しい。
西村監督は「和」というスローガンのもと、この1年間のペナントレースを戦ってきた。
ペナント3位から日本一までの道のりは崖っぷちの厳しい試合をチーム一丸となって勝ち抜いてきた。
日本人はもともと「和」を重んじてきた国民だと思う。

今の日本は他に例の無いほどの少子高齢化社会。先進国でもこの点では先端を行っている。
経済では、これからの国内は縮小傾向。本当に拡大路線の経済手法をとることが日本にとっていいことなのだろうか?
身に丈に合った経済活動をすることが、複数の会社を潤し、社員は時間に余裕が出来るから、心にも余裕が生まれ、家庭を大事にしたり、趣味の時間を持てたりする。うつ病などストレスからくる病気も少なくなるだろう。
円高で輸出産業もなかなか厳しい。内需第一次産業や介護など、マンパワーを必要とする部分にもっと国は力を入れてほしい。
介護職の待遇が改善されれば、こんなにおもしろい仕事はないと思う。

年寄りになれば、家族であったり、老人ホームのヘルパーさんだったり、いろいろな人々の世話になる。
若いうちは「一人でも生きていける!」と思っていたが、最近はそうじゃないなと思う。やっぱり人間は一人では生きていけないし、人間関係が大事だなと感じるようになった。(以前は頭で理解してたけれども、心からそう思えるようになってきた・・・歳かな)

私が子供(昭和)の頃は、もっと人間関係が濃かった。バブルの頃から日本の格差社会が始まったように思う。
「勝ち組」「負け組」なんて言葉がはやり、格差をどんどん助長させたと思う。

現在、「今の生活がこれからもずっと続くと思いますか?」なんて質問されたら、「思わない」と答えるだろう。
自分がリストラされて、職を失い、家も無くなったり、病気になったら、どうやって再生していけばいいのか途方に暮れてしまう。
そのようなときに「和」というものが、「思いやり」「分かち合い」「心の支え」「国の支援」になってくれると思う。
日本を心豊かな社会に変革していくことが、今の疲弊した日本を元気にする秘策かもしれない。
そのための増税は仕方がないかもしれない。
ただし、収入の少ない人は少なく課税し、収入の多い生活に困っていない人には多く税金を支払ってもらう。
「和」の精神を大切にし、自分のできるところで社会貢献すればいいと思う。

一人暮らしの老人の問題が取りざたされるが、ご近所さん同士で付かず離れず良い距離を保ちながらの見守りができるような心の余裕がほしい。

税金を払うだけでなく、自分の国とどう積極的に係わっていくか考えるべきかと思う。

(ロッテ西村監督のスローガンから飛躍しすぎたかな?)