冬眠してました!

ずいぶんご無沙汰してました!
年始に福島の家族を南房総で保養していただく避難プロジェクトをしました。
そのときの模様を「福島の子どもたちを放射能から守るプロジェクト@ちば」のブログにアップしました。

南房総冬休み保養プロジェクト(くすの木編)
南房総冬休み保養プロジェクト(三芳村編)
南房総冬休み保養プロジェクト(小池荘・ちばアクションイベント編)
南房総冬休み保養プロジェクト(最終日・番外編)

このプロジェクトが終わったあとも、紆余曲折ありながら福島を離れる決心した家族がいました。
きっとふるさとを離れることへの思いは、都会に住む人より自責の念が強いのではと思います。

親のことを考えると福島に留まった方がいいと思うけど、子供のことを考えると福島を離れたほうがいいと思う。

この世代の人は親と子供の板ばさみになり、悩み苦しみそれで避難する人と、福島から動けない人がいるんだということを感じました。

今回参加してくれた方が知り合いの話をしてくれました。
「もし私の孫が奇形児として生まれたとしても、私はこの孫を死ぬまで面倒を見る。だから私はここ(福島)にいる」
と言っている人がいると聞きました。私にとってこの言葉は衝撃的でした。
答えを求めていろいろ考える中で、堂々巡りになってしまい、最終的に「留まる」と結論つけたのかなと想像します。

この福島原発事故は「自己責任」でどうにかできる問題ではないと思います。
今回の保養は数日間だけでも福島の地を離れて、放射能に気を遣う生活を忘れて、他の土地の人と話すことで、
「福島の人たちのことを心配している」ということを感じてもらえたら嬉しいです。(だって本当に心配してるから)
私は福島の人から「助けてぇ〜!」という声が出てこないかなと思っています。

そういう声が大きくなれば、私達市民も力を合わせて何とかしたいと思いますし、日本政府も無視できないでしょう。
もし、日本政府が無視し続けていたら、世界中の国々から批判を浴びるでしょう。

怒りの声より「情」に訴えたほうが共感を得やすいと思います。

とくに子供たちの声、未来を奪われようとしています。
みんなで知恵を出し合って、子供たちを守りたい・・・そんな思いです。


まだまだ終わりの見えない原発事故。

福島原発事故と同じような地震津波が起これば、日本全国に原発がある以上、再び困難な状況が起こりうる可能性があります。
日本に住むこともできなくなるかもしれません。人事ではないと感じています。

私達市民が福島の人たちの苦しみに寄り添い、できることはなんだろう・・・と模索しています。