愛知ショック その1

減税を選挙公約に掲げて河村たかし市長が当選し、県知事もそれに同調した大村秀章知事が誕生。名古屋市では住民投票が行われて市議会を解散することになった。減税をするということは確かに家計の負担を軽くする。しかしその代わり、行政サービスの低下を意味するのではないかと危惧している。
自民党時代に日本は中福祉中負担にすることを選び、将来設計をしていた。
しかし、高齢者や景気の低迷で失業者が増え、年金生活者や生活保護受給者の給付がかさみ、今現在、(割合的にみて)中福祉低負担になっているのが現状 ではないかと思う。これからの日本の将来設計を考えると、中福祉中負担という中途半端なことは止めて、低福祉低負担にするか、高福祉高負担にするか2つに1つ選ぶ必要があるのではないか。

名古屋市の河村市長や愛知県の大村知事の考え方は、低福祉低負担なのだろう。
財政支出を切り詰めて、市民には減税し家計の負担を軽くする。その代わり税金の歳入が少なければ、自己責任でやってもらうしかない。
きっと生活保護費など、なかなか申請が通らなくなるだろう。弱者切捨てもしょうがないのか・・・その覚悟が名古屋市民や愛知県民にあるのだろうかとちょっと思った。