COP10閉幕!

2週間におよぶCOP10が閉幕した。
名古屋議定書の採択の道のりは難航していた。だからこの間見守ってきて、開催国として先進国・途上国各国との調整をし、リーダーシップを執って採択出来たことを嬉しく思う。しかし、これは始めの一歩にすぎない。これからのルールの運用方法が重要だろう。

それにしてもこの会議、日本人の特性を生かすことができた会議ではなかったろうか。
外国人から日本人ははっきりしないと昔から言われてきたが、それは日本語の持つ特性かもしれない。はっきりしないから敵なのか味方なのかわからない。外国人には日本人は信用できないと思われてきたのだろう。しかし、明確に自分の考えを言わないからといって、なにも考えていないわけではない。言わないことで中立な立場をとれる。相反する考えの間に入って妥協点を見つけたりする能力が日本人にはあると思う。
相手の立場を理解しようとしたり、相手に対する思いやりをもって、その能力を国際貢献(例えば、和平交渉など)に生かすことはできないだろうか。そして、日本人は粘り強くあきらめない。それが今回の喜ばしい結果をもたらしたように思う。

ただ、生物多様性条約にアメリカは加盟していない。先進国代表みたいなアメリカが加盟してないのは、やはり片手落ちな気がする。アメリカも加盟して、地球人として地球のことを一緒に考えられたらいいのにと思う。